スペイン語の新聞で撃沈した話。
最近、スペイン語の新聞を辞書を引きながら読んでいる。これを数ヶ月ほど続けていると、だいぶリーディング力を伸ばせるんだけど、たまに壁にぶち当たることがある。
スペイン語の新聞、異常にわかりづらいものが多い。何を例えにしてるのかわかんない比喩表現多様だし、英語や日本語と違って、パラフレーズの種類が異常だから同じ意味なのに知らない単語を見て毎度辞書を引く羽目になる。そう考えると、スペイン語て異常に難しい言語なのかもしれない。その語彙の多さは、苦労すると同時に、感心してしまうほどである。どうして同じ意味の単語がこんなに多いのか。ましてや、筆者の国籍によって、表現の仕方などに差が生まれるし、国によって意味が変わることがある。スペイン語って異常。
こんなに難しい言語なのに、ある程度の中立性があるスペイン語を使って、わかりやすく書かれているCNNスペイン語版がすごい。大手メディアなので、英語圏で成功したノウハウをぶちこんでるのかわからないけれど、多分どこの国の人が読んでもわかりやすい文章作るなあて思う。内容はすごく真剣なものでも、頭の入りが違う。
逆に、スペインの新聞(El Pais)とか、なんであんなに哲学的なのだろう?途中で何言ってるかわかんなくてサンドウィッチマンが何人いても足りない。自分の語彙力がないせいかもしれないが、もうちょっとわかりやすい文章を書いてほしい。
ペルーの新聞は、基本的にはそんな難しくないはずなのに、社説を読んだら逝った。誰に向けて書いてるのかわからない難易度の高さ。自分のプライドのためにありえない問題を出す大学入試作る教授と同レベルの難易度。ほんとに頭のいい人の書く文章はすごいと思った。
まあ、もっと理解力を上げれるように、辞書を果てしなく引き続けるしかないと思っている。卒業までにC1を取れるか不安だが、自分のためにも頑張ってみる。
【ニート確定?】日本からペルーのテレビを見る方法(完全合法)
Holaaaaaaaaaa!!!!!
みなさんどうも、ミゲルです。
ブログ、めっちゃ書こうとか思ってたけど、あまりネタが浮かんでこなくて悩んでいました。
せっかくだからペルー系のブログを書こうと思ってたところで、いいアイデアが浮かんだので深夜2時半に衝動で書いてるなうです。(寝ろよ)
さて、今回は、ペルーのテレビを完全合法で見る方法をシェアしたいと思います!
地球の裏のテレビが合法で見れるの?とお思いのそこのあなたへ。
見れます。ほとんど無料で見れます。
小さい頃、ペルーに猛烈な興味を持っていた自分は、ペルーのエンタメをめっちゃ見ていました。小学生の時、あまり外で友達と遊ぶタイプではなく、テレビばっか見ていたので、「せっかくならペルーのテレビを見たい!」と思いながら色んなものを漁っていました。この時、初めてみて超ハマったペルーのドラマがあります。
「Al fondo hay sitio」というペルー人の日常を大袈裟に描いた日常系ドラマです。富裕層の家族と貧困層の家族がお互い絡み合うドタバタ劇なのですが、めちゃくちゃ面白かったです。
このドラマについては、過去に書いてくれてる方がいるので、よければご覧ください。
10シーズン以上あったこのドラマを気づいたら5年以上見ていました。このドラマをきっかけにして、ペルーのテレビの方が日本のテレビより面白いと思うようになり、いろんな方法を探してペルーのエンタメに染まるようになりました。
こういうエンタメに囲まれたおかげで、現地のスラングとか訛りとかがつくようになりました。勉強として見ていたわけではなく、ただただ、面白かったんです。
(別に日本のテレビがつまんないわけではないヨ!!!)
前置きが長くなりましたが、ここで本題に行こうと思います。
1. ペルーのテレビ事情について
ペルーには日本と同じく地上波のテレビ局があります。ただ、場所にもよりますが、日本よりも少ない5-6チャンネル程度しかありません。大抵の家庭は、ケーブルテレビを契約して、いろんなチャンネルを見れるようにしています。
(ペルーの実家では、100チャンネル弱見れたかな。。?)
2. 日本から見れるペルーのテレビについて
日本から見れるテレビは、上に書いたペルーの地上波テレビ局のコンテンツとリアルタイム方法です。これがかなりすごくて、ほとんど無料でそのテレビ局のオンデマンド放送と、リアルタイム生放送が見れるんです。どれも各局の公式ページで見れるもので、日本からも視聴可能な完全合法コンテンツです。
【日本から見れるペルーのテレビ局一覧】
1. TV Perú
ペルーの国営放送「TV Perú」です。
国営放送ってだけあって、全てのテレビ番組と生放送のリアルタイム配信を完全無料で見ることができます。
ケチュア語やアイマラ語のニュースもの見れます、まさに国営放送の強みです。
数ある番組の中でおすすめなのが、「Sucedio en el Perú」
日本でいうNHKの「映像の世紀」のようなもので、専門家の話と、豊富な資料をもとに、ペルーのさまざまな歴史について学べるドキュメンタリー番組です。
いやー、政府監修なのでめっちゃ金かけてて面白いです。
ペルーの日系移民の話もあります。
2. Latina
ペルーの民放テレビ局「Latina」です。
ペルーの中でも割と知名度高めのテレビ局です。
よくサッカーペルー代表を放送しているイメージ。
スポーツ面がかなり強め。
ただ、ドラマなどはトルコやクルド系のドラマを垂れ流してるイメージ。
バラエティ面では、英語圏でも有名なThe Voiceのペルー版「La Voz」を放送していて、著名な歌手が審査員やってたりします。(あんま見たことないけど、、笑)
ペルー代表戦を覗き、全放送番組とリアルタイム生配信が無料で視聴可能です。
3. Panamericana
こちらも民放テレビ局「Panamericana」
しょっちゅう報道番組と、数十年前のドラマを垂れ流してるイメージ。
あまり見たことがないのが本音。
よくインドドラマを放送しいるらしい、、笑
報道系だけ見るなら別に他のチャンネルあるしな〜、笑
4. América Televisión
ペルーの民放局でも群を抜いて大規模で、ペルー最大といっていいテレビ局です。
思い出話でも出てきた「Alfondo hay sitio」を作ったテレビ局で、このドラマが売れすぎて新しい局ビルを作ってしまったぐらいノリに乗ってます。
どのチャンネルよりも一番見てるテレビ局。何より金かけてていろんなものがある。
ペルーのテレビ局を見るなら、Américaが一番おすすめ。
1番の強みは、今あるペルーのテレビ局で数少ない、自社制作のドラマを作ってるという面。
輸入ドラマを垂れ流してる他局と違って、自分たちでドラマを作って、ユーザーを広げています。逆に、今ちゃんとペルーでドラマを作ってるチャンネルがAméricaしかない、笑
Américaのコンテンツは、他の局とは違って、残念ながら有料です。
自社のオンデマンドサービス「América TVGO」を提供していて、月3ドル、年間なら30ドルという破格の値段でAméricaの全テレビ番組と、リアルタイム中継が見れます。
自分はもう何年も契約していて、月額で言うと大体300円〜330円(レートで変わる)が引き落とされます。アイドルのメルマガくらい安い。(笑)
クレカかPayPalで見れます。
有料だけど、正直金払う価値があると思います。
何がすごいって、そのコンテンツがめっちゃ充実してるということ!
ニュース、バラエティ、ドラマなど、いろんなテレビ番組が見れてあまり飽きません、笑
まじで休み中とかニートできるよ。
リアルタイム生配信も実はほかの局と違って、ちゃんとペルー代表の試合とかも見れるし、最近では、コパアメリカとユーロの試合が見れました。
やっぱ代表戦はペルーの実況の方が盛り上がる!!!
月300円でこれだけ楽しめるなら、文句なしです。
南米特有のガバガバ設定で、1アカウントで少なくとも3端末は同時視聴できます、笑
スクショも録画も対応してます。
もし300円かけれるなら、ぜひかけてみてください。
※Américaの回し者ではありません。
ペルーを代表するテレビ局っていうのは間違いないので、ぜひみてください!
まとめ
今回は、日本で見れるペルーのテレビについて、お話しさせていただきました。
多分日本でこんなにペルーのテレビについて熱く語ってんの、どこを探しても俺くらいでしょ。(うるさい)
僕のスペイン語上達にも大きく役に立ったし、何より普通に面白いので、興味のある方はぜひペルーのエンタメにどっぷり浸かってくださいね!
Gracias por ver!!
Chauuuu!!!
中途半端、エセになりたくない苦悩。ヤケクソペルー人のスペイン語勉強法
お久しぶりぶりこんにちは(つまんねえんだよ)
前回に引き続きこんにちは、ミゲルです。
今回は何書こうか迷ってたんだけど、せっかくだから僕特有のスペイン語への苦悩と、自分の勉強法をシェアしたい。
ただ、学習者に正直参考になるか微妙です。でも、一つだけ言える事がある。
「日本生まれ日本育ちのスペイン語圏人、ハーフ、クオーター、などのルーツがスペイン語圏にあってスペイン語が少し弱い人」にはかなり力になるんじゃないかと思う。
・僕のスペイン語の苦悩(愚痴ばっかでごめん!!!)
自分は、家でスペイン語を使って育った。もちろん日本語も使ってたけど、8割くらいスペイン語しか使っていなかった。小学校時代は友達も少なかったので家にいることも多く、スペイン語のドラマやニュース、テレビを普通に見てスペイン語を身につけて行きました。そしてペルーには小1の時4ヶ月、小4の時二週間ほど住みました。なので、スペイン語の意思疎通にはなんも問題なかったし、リスニングスピーキングで言えばネイティブでした。
これだけ見たらただの自慢や、マウントに見えるかもしれない、ただ、違うんですよ。これだけじゃ全然ダメなんです。僕はスペイン語を使う機会が多くてむしろ幸運な家庭だったし、普通に話せたけどダメだったんです。
じゃあ何が。
「スペイン語の解像度、語彙数が圧倒的に足りない。」
どういうことかというと、ネイティブの義務教育を満足に受けられなかった子供状態。
話し聞きながら覚えたスペイン語、一見ネイティブに見えても文法のエラーが半端なかったし、スペイン語の本を読むことも少なかったので語彙力も貧弱だった。日本語と同じレベルで相手と混み合った話があまりできない状態。スペイン語圏をルーツに日本に住む子供たちの中では上の方のスペイン語力ではあったけれど、それでもたりなかった。
それをいつも思い知らされてたのは家族以外の他人とスペイン語を話すとき。なぜか頭が固くなって言葉が出てこなかった。要するに「言葉のレパートリー」というものが足りなかったのだ。他の人に通用するかもわからなかったし、意思疎通ができてるかも心配な状態。
音楽、ドラマ、映画、相手のことを100理解できるのに、いざ他人と話してみると負け犬状態。悔しかった。
そして、このグラグラネイティブ状態にメスを入れたのが大学に入学してからである。
スペイン語でまともにニュース記事や本を読まなかった自分は、スペイン語の文字を塊として認識するのに非常に負荷をかけなきゃいけなかった。文法も「あ〜これか〜」とふむふむする毎日。はっきり言ってアホだった。恥ずかしいでしょ、でも現実だった。だから留学に行ってちゃんと勉強した非ネイティブに劣等感を感じていたのだ。
・中途半端になりたくなかった野郎のスペイン語勉強方法。
1. 文法
全然違う文化圏で育った移民2世が、母国語をそれなりにこなすために必要なのはまず、「スペイン語の環境」なんだけど、その次に必要なのが文法だと思う。僕は状態としてはネイティブだったんだけど、多種多様なスペイン語と文献に触れる時間が足りなかったのでまず文法をやり直した。しゃべれるから文法いらないという人もいるが、こういうやつこそしっかり文法を学ばないといけない。
ただ、べつにドリルをゴリゴリ解けと言ってるわけではない。さらっと各所を見直して、自分の誤解を解く作業をするのだ。例えると、グラグラのジェンガにパーツをしっかり差し込んで立派な建物にするかんじ。ピサの斜塔をまっすぐにする感じ。バキフォンの画面を張り替える感じ。
自分は「文法から学べるスペイン語」を使用した。こいつ、最強。自分の中の誤解が一つ一つ解けていった。※vosotros活用は覚えない前提です。僕は話し言葉で使ったことないから一生使えないと諦めた。こいつを一周するとマジで自分の話し言葉に変化が出てくる。ただ、副作用として少し言葉が詰まる事がある。(考えちゃうから)だけど時間と共に副作用も無くなってくるから安心したまえ。
次に、大学の教科書の宿題をきちんとこなすこと。与えられた課題をちゃんと解いて、人に教えれるまで自分で理屈を作ること。なんでもいい、正解に理由づけしろ。これマジで強い。
アクセント記号さえできなかったやつがちゃんとかけるようになるべ。
その他お勧めなやつ
uso de la gramatica española (演習用)
(いまだに少しミスる)
2.音読、単語、読解力
まあ要するにリーディングですよね。僕みたいに環境が特殊な人の場合、読むのにすっごく負荷がかかって、物によっては「真っ白」になってしまう。だからまず、文章に読み慣れる事が大事。とにかく、簡単な文章でいいからたくさん読め。まじAレベルでいいからずっと読んでると目と耳が慣れてくる。知らない単語は西和辞典を使うといい。Google翻訳でも、ググルでもいい。
ここで使ったのは「Nuevo Español en marcha básico」
3. 書き
これはマジで、書いて書いて書きまくれ。でもこれだけ書くとひどいから具体的になにをするか。スペイン語圏の友達をたくさん作ること。ただ、意図的に作るんじゃなくて、ちゃんとかけがえのない友達を見つけよう。日常的な会話でスペイン語を使うだけ。最初はいろんなこと考えて返信に戸惑うかもだけど、途中からネイティブの言い回しとか書き方とか覚えていくから赤ちゃんみたいにそのまま使おう。おかげで今はほとんどスペイン語のテキストを送るのに心配も不安も無くなった。スペルミスもゆっくり治そう。Twitterでツイートするのも大事。日々の気持ちを書いていこう。今までしてきたどうでもいいツイートをスペイン語にするのよ!笑
4. 言い回し、スラング、言葉について
これは勉強というか、流行りに乗るか乗らないかの違い。だから、娯楽をスペイン語にすることを強くお勧めする。自分は元々、スペイン語の音楽が好きだったのと、ドラマを見ていたから、スラングに関してはあまり問題に感じなかった。好きになっていくと苦手も減るからメディアにたくさん触れましょう。自分はペルーのテレビをたくさん見てきた。
特に、Americaというテレビ局のオンデマンドサービスがお勧め。月三ドルで見放題、生放送も見れるよ。ちょっと大袈裟すぎるヘンテコドラマに面白さを感じる変人なら尚更お勧め!笑
5.書き(アカデミック)
これに関してはDELEの過去問で練習した。最初は「Estimado:」とか「Atentamente」とか知らんかった。ここで一番苦労したかもしれない。ちゃんとした文章を書けるか書けないかでかなり苦労するのが外国産ネイティブの特徴(主語がでかい)だから、先生に添削してもらったり、ネットでいろんな書き方の例文をパクると、だんだんスペイン語の書類の書き方がわかる。
6.スピーキング
スピーキングいらないじゃん。て思ったら大間違い。いろんな話をするのって「スキル」ですよ。スペイン語できのこかたけのこかを話せるか?最初は苦労するはずだぞ。あとは、他人とスペイン語で話すことに抵抗を感じないようにする練習。だから自分はオンラインスペイン語会話サービスを使うことにした。
個人的には「スパニッシモ」がお勧め。ある程度話せるならリラックスしてレッスンできるだろうし、ここでは間違えても大丈夫っていう安心感が生まれる。
自分はスパニッシモでいろんなニュースを読みながら雑談して、知らない単語は先生にスペイン語の意味を聞きながら辞書を日本語で見て両方で納得させる。この作業がとっても楽しい。あまり律儀じゃないのが自分にとってもあった。今でもものすごくお世話になっている。
7.根本的なマインド
これを「勉強」か「アイデンティティを確立する」かどっちかの思考に行くことでだいぶ変わると思う。自分は、舐められたくなかったからこういうことを自分でやった。スペイン語が、ペルーが好きだからアイデンティティを確立したくてやった。好きでやってたからあまり嫌いにはならなかった。だんだんスペイン語をちゃんと使えるようになるのを感じると、楽しくなってきた。だから「もうスペイン語はしんどい」て思ってる人は諦めないでほしい。
スペイン語はツールだから、ツールを使いやすくするためのステップだと思えば楽しくなってくるはず。
書き足りないけど、以上がぼくが実践したスペイン語の勉強方法である。「中途半端」を「舐められない」にできた方法である。個人差はあるけど、非ネイティブの勉強法が合わない人にはあまりガリガリやらずにできるいい方法かなとは思う。自分に合った方法は必ずあるから、がんばりましょうね。喋りがネイティブだからって、他はやっぱ弱いからそこを受け入れて、テコ入れするだけでずいぶん変わると思う。まだ悩みはあるけども、いつかこの頑張りが報われますように。
長すぎるしまとまらない文章を読んでくれてありがとう。
あなたは神様か、良い人か、聖人である。(決めつけ)
Chau!!
初めて書くはてなブログ、DELE戦争の終わり。過去の話。
mixiから一歩飛び出してみた。
これを読んでくれている人は、めちゃくちゃ優しい人か、超優しい人か、神様の3択だと思う。いつもありがとう。
2021年に入って、ブログを書くのが面白いことに気づき、文字を残すことの大切さを覚えた気がする。だから、不定期だけどにあげるブログを見ていただけると嬉しい。
そうそう、つい最近まで自分はDELEという魔物と戦っていた。それも巨大な魔物。
スペイン語の資格にこんなに苦しむとは思ってなかったから、DELEが終わった今、解放感が半端ない。なぜ自分がここまで資格に拘ったかを書いて初めてのはてな君を終わりにしよう。
僕は日本生まれ日本育ちのペルー国籍。インド人の父親とペルー人の母親の元に生まれました。(この時点で情報量多すぎ、笑)5歳までは別に国のことなんて意識せず育ったし、インターに行ってたから英語も多少はできたと思う。ただ、6歳で人生が変わった。ペルーの学校に4ヶ月いくことになった。ペルーてどこお?とか思ってたんだけど家で話す言葉と同じ言葉を話す国で、今まで住んでたところと違って親近感が半端ないところで衝撃を受けたのを覚えてる。日本では、自分はみんなとは違う存在。名前もカタカナだし、肌の色も違かったし、異質な世界だった。別に悪いとは感じなかったんだけど、どこかアウェイを感じていた。
ただ、ペルーは完全にホームだった。伸び伸び生きていけたし、スペイン語という別言語で話すことが楽しくて、音楽もテレビも面白くてあっという間の4ヶ月だった。
その後帰国して、9歳の時に2週間滞在したっきりペルーには行っていない。それでも僕はペルーに行けなかった10年の間に、ペルーに深い愛情を持っていた。豊かな自然、美味しいご飯、温かい人たち、何もかもが最高だった。だから、スペイン語は家で話してるうちにネイティブになった。正直、他国のルーツを持ってる人でも、その国への関心度によってはその国の言葉を話せずに終わる人が多かったから、自分はそれが嫌でスペイン語に食いついていった。スペイン語が話せないと親戚とも話せないし、祖父母と話せないのは嫌だったからスペイン語を話せてよかったと思ってる。(なんか文章がまとまってないな汗)
自分にとって話せて当たり前のスペイン語、それに対する意識がガラリと変わったのは大学入学後だった。第2外国語でスペイン語を履修したのだ。なんで話せるのに今更取るのか、楽単か?と思う人もいるかもしれない。だが、違う。喋りながら覚えた言葉だから、文法のミスも酷かったし、エラーが多くて家族以外とはあまりスペイン語を話すことを避けていた自分にそろそろ嫌気がさしたのだ。話せるならしっかり話せるようになろう。ペルー人なのに話せないなんて恥ずかしい、そう思っていた。(今も多少思ってしまっている。)日本生まれ日本育ちだけど、将来はペルー人として生きたいし、ペルーに骨を埋めたい。それなのに言葉ができないのは恥ずかしいと思った。スペイン語ができる=ペルー人としての当たり前=アイデンティティだと自分の中では思っていたのかもしれない。だからこそ、綺麗に話そうと食いつく勢いで第2言語としてのスペイン語を学んだ。
スペイン語を勉強していくうちに、DELEと出会った。DELEを持っていると、スペイン語の能力証明として就職や留学に使える。初めは普通にそう思ってたんだけど、途中から「DELEがあれば、スペイン語能力が目に見えるし、舐められない。ネイティブて胸を張れる」と思い始めてB2を目指すことにした。で、気づいたら自分との戦争を起こして心を病んで今に至るわけ。
長すぎるので今度また書くけど、簡単にいうと自分はDELEにこだわりすぎた。DELEを持つことが全てじゃないと最近学べた。みんな自分を認めてくれるようになった、それが嬉しい。だからこそ今はこんなヘンテコなブログを書いて時間を潰して心を回復させようと思います。
最後まで読んでくれてありがとう。